2015年3月15日日曜日

MTU/MSSサイズについて

■目的
 PPPoE接続等を行う上で抑えておきたいMTU/MSSサイズについて記載する


■内容




















上記を同僚から貰った。
値が間違っている可能性もあるのであくまで参考程度として抑えて頂きたい。

■MTUとは
http://e-words.jp/w/MTU.html
MTUとは、通信機器などが一度に送信できる最大のデータ量。
また、その設定値。
送りたいデータの量がMTUを超える場合はMTUごとに分割して複数回に分けて送信する。

通常のSW等を経由したEthernet接続(レイヤー2層)では1500がMTU値になる。
しかしPPPoE接続等を行う場合、カプセル化用のヘッダー(暗号化等も含む)が付くため、その分を引いてあげた値を機器に側に設定することでスムーズにフレーム送信を行うことが出来るようになる。

■MSSとは
http://e-words.jp/w/MSS.html
TCPで通信を行う際に指定する、データの送信単位(セグメント)の最大値

上記の組み合わせで暗号強度やトンネリングを使った場合に、フラグメントせずに一度に送ることが出来るMSSサイズを最適な値に指定することでスループットの向上を行うことが出来る。

Netscreen等の機器は割りとこの辺りを柔軟に対応してくれるが、Cisco機器等の場合かなりシビアにこの辺の設定が効いてくるためPPPoE接続を行ったGREトンネル等を行う場合は注意が必要
MSSの値が少しでも適切ではないと通信出来ない状態になったりする。
またMTUの値が適切ではないとフラグメントが多発してCPU負荷が高騰したりする。

■終わり
 MTUやMSS等の理解は難しい。今現在私も雰囲気でしかわかっていない。
Path MTU Discovery 等による自動検出を使う場合はICMPを通しておくこともポイント
私の体験が誰かの生産性向上に役立っていただけることを祈って

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